臼井不動産|神奈川県大和市の不動産物件・賃貸管理
賃貸物件をご希望の方お問合せ

有限会社臼井不動産おかげさまで創業56周年

お気軽にお問合せください。

電話 0120-642646

「自殺マンション、家主に賠償命令」

 先月28日に神戸地裁は、部屋で自殺があった事実を告げずに入居者と契約した家主に104万円の賠償命令を出しました。
判決によりますと、この家主は今から約2年半前の2011年5月に競売でマンションの1室を取得。
ところが同日に入居者が室内で自殺してしまったとのこと。
 
 しかしながらその事実を告げず2012年8月から月額8万円で賃貸借契約を締結してしまいました。
原告は妻と二人で入居したものの近隣住民からその部屋で自殺があったことを聞き、「とても住み続けられない」ということで契約の翌9月に解約及び退出したというものです。
 
 家主は、競売で取得した時点において前所有者からの部屋の明け渡しや室内の残留物の処分等は専門の業者に任せていたため「自殺があった事実を知らなかった」と主張したようですが、判決では「リフォーム工事を指示したのは家主本人であり、自殺の事実を知らなかったとは考えられない。」と一蹴されました。
 
 損害賠償の内訳は「8・9月分賃料・礼金・仲介手数料・保証会社保証料」等の契約時に支払った契約金のみならず引越し代金やエアコン設置の工事費用まで含めたものとなっており、このような事例に詳しい弁護士も「引越しに伴う実費が全額損害として認められたばかりか、今回は賃料の約4ヶ月分に相当する慰謝料や弁護士費用までもが認められており、今後家主にはより一層の注意が求められると思います」とコメントしています。
 
 賃貸業が賃料の受領と引き換えに所有物件を不特定多数の第三者に「生活の場」として提供してる以上、確率は決して高くありませんが「ヒトの死」とは無関係ではありません。
自殺は例外としても現在の高齢化社会かつ単身世帯増加傾向に鑑みて、ご入居者が何らかの原因で貸室内でなくなる可能性は今後一層高まると思われます。
 
 当社が経験した一例を挙げます。
一人暮らしの40歳代の男性が貸マンションの一室で亡くなられました。
原因は脳梗塞です。
2~3日前から様子がおかしかったため心配されたお兄さんが部屋を訪ねたところ内側からチェーンが施錠されていたため119番通報し倒れている本人を発見。
倒れてからまだほとんど時間は経過していなかったものの搬送前に室内で息を引き取られました。
救急車が来ると大騒ぎになるのでマンション内はもちろん近隣まで含め「あの部屋で人が倒れて死んだ」という噂が広まってしまいます。
例え死因が脳梗塞であっても、その事実を知らずに契約して入居後に「前の人が倒れて死んだ」と聞かされてイイ気分の人がいるわけありません。
トラブルを避けるために「前入居者が室内で倒れて亡くなっています」という話を事前にするとほとんどの方が契約されません。
結果賃料をかなり下げて募集をして、説明に納得していただいた方とようやく契約させて頂きました。
それでも約1年かかりました。
 
 自然死ですらこの有様ですから、自殺や事故死さらには他殺となるとマトモな賃料で貸せるように戻るにはかなりの歳月が必要となります。
 
 我々不動産業者が事故や事件をいつまで説明しなければならないのか?という明確な規定はありません。
ただ少なくとも直前の居住者の死に関して理由の如何を問わず説明をしないと告知義務違反となり冒頭の判決のような結果となります。
「いい・悪い」の線が引きにくい非常にデリケートな問題だけに今後も慎重に取り組んで参りたいと存じます。
 
2013年11月 第174号「自殺マンション、家主に賠償命令」


2013.11.07 | オーナーズ倶楽部一覧へ

はじめて不動産オーナーになる方へ お勧め物件情報 アットホーム売買・賃貸物件情報
不動産オーナーの方必見!成功事例
リノベーション・リフォーム マンション・アパート管理 米軍ハウス 貸家 コインパーキング 満室への道
お勧めします!米軍ハウス おかげさまで創業58周年 お知らせ スタッフブログ オーナーズ倶楽部会員募集中
会社詳細
有限会社 臼井不動産

有限会社 臼井不動産

〒242-0006
神奈川県大和市南林間2-11-4

TEL:046-274-0533

小田急線 南林間駅すぐ!

臼井不動産Facebookフェイスブック

お問い合わせ